購入だけじゃない霊園の改築
2016.11.30

霊園サムネイル昔ながらのお墓から霊園にお墓を移動させる改築の選択をしている人が増えてきているようです。現在墓地というとたくさんのお墓が並んでいる見通しの良い共同墓地が一般的になってきています。しかし、少し前までは檀家となっている寺院や昔から墓地として定められている地区のお墓を利用するということが埋葬にあたっては当たり前のことでした。それが時代が下るに従い生活形態が地方から都市部へと変化してきたため、地域ごとの墓地を利用するという習慣は薄れつつあります。また古くから住んでいた場所には愛着がある一方で、そこにあるお墓にお参りをするというのはあまり便利ではありません。忙しい現代社会にあっては、田舎にお墓があるとお参りに行きたくてもなかなか時間が取れないということも多くあるといわれています。また昔ながらの墓地の場合、交通のアクセスが悪く住宅地などから離れていることが多くあり、お墓の存在を身近に感じられなくなってしまっています。

そのため、車や公共交通機関で通いやすい場所に霊園が多く開園され始めました。都市部に暮らす世代が増えている現代では、お墓も生活環境の近くにあるほうが便利だと考える人が増えています。また、お墓参りに行く習慣が日常となっている高齢者にとっても、昔ながらの場所にあるお墓では様々な安全面を考慮すると開けた場所にある共同墓地のほうが安心して通うことができるでしょう。そこで昔ながらお墓から共同墓地にお墓を改築するという選択肢が支持されるようになりました。共同墓地にはお墓を購入するというイメージしかない人もいるようです。しかし、最近実際は改築という需要のほうが多いとされています。生活環境の近くにお墓を移動させれば、子どもや孫の世代にもお墓の管理の負担を軽減させることができます。

お墓は先祖と今生きている人たちを結びつける場所だともいわれています。長寿社会となり、親しい人を亡くすという経験は日常的な出来事ではなくなりました。しかし人はいつか遺族になります。そこで故人を偲ぶことができるお墓は、心の拠り所ともなる存在となっています。交通にアクセスが良い場所に霊園があり、そこにお墓を持つことは故人だけでなく、共に暮らす家族のことを考えることでもあります。親が高齢である場合には、お墓の移転を快く感じないことも少なくないかもしれません。それでも故人や先祖にとってはお参りしてもらえることが一番なので、不便な場氏にある場合には、移転を検討してみるのも良いでしょう。

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